研究No.018
ミラドライを受けてから、少しずつ生活が変わっていきました。
汗の量が減ったことはもちろんですが、それ以上に変わったのは、自分の行動でした。
以前は何をするにも、「脇汗」が頭の片隅にありました。
でも、その存在は少しずつ薄れていきます。
頭の後ろで手を組めるようになった
今まで気付かなかったことがあります。
それは、人って意外と腕を上げるということです。
考えごとをするとき。
椅子にもたれたとき。
大きく伸びをするとき。
頭の後ろで手を組んで、空を見上げる。
そんな何気ない仕草も、以前の私は少しだけ意識していました。
「脇汗、大丈夫かな。」
「汗ジミが見えないかな。」
そんな考えが、無意識のうちにブレーキをかけていたのです。
でも、ミラドライを受けてからは違いました。
気付いたら、自然と腕を上げていました。
「あれ、気にしてない。」
そう思った瞬間、少し笑ってしまったのを覚えています。
BBQで気付いた、小さな変化
当時は長野県で働いていました。
海はありませんでしたが、その代わり夏になると仕事仲間とよくBBQをしていました。
寮の駐車場。
先輩の家の庭。
炭を囲んで、みんなで笑いながら過ごす時間。
そんな何気ない時間の中で、自分の変化に気付きます。
椅子にもたれて、頭の後ろで手を組む。
笑いながら大きく伸びをする。
以前なら、脇汗が気になって少しためらっていた動作です。
でも、その日は何も考えていませんでした。
「汗を気にしない。」
そのこと自体を忘れていたのです。
浴衣も、もう怖くなかった
夏祭りにも行きました。
浴衣を着て、花火を見に行った日。
以前だったら、
「脇汗、大丈夫かな。」
そんなことを考えていたと思います。
でも、その日は違いました。
汗を気にすることなく、夏祭りを楽しめました。
特別な出来事ではありません。
でも、多汗症だった私には、とても特別な一日でした。
「普通」が、こんなにうれしいなんて
ミラドライを受けたからといって、人生が劇的に変わるわけではありません。
毎日がキラキラするわけでもありません。
でも、
腕を上げる。
笑う。
リラックスする。
服を選ぶ。
そんな当たり前のことが、少しずつ当たり前にできるようになりました。
以前の私は、それがどれだけ幸せなことか知りませんでした。
失って初めて、その価値に気付いたのです。
これから受ける方へ伝えたいこと
ここまで良いことを書いてきましたが、一つだけ伝えておきたいことがあります。
私が想像していなかったのは、術後のむくみでした。
説明では「腫れます」と聞いていました。
でも実際には、脇だけではありません。
胸のあたりから腕、肘の近くまでパンパンにむくみました。
私はもともと、むくみやすい体質ではありません。
それでも、これだけ腫れました。
だから今、もしもう一度受けるなら、私は季節を選びます。
長袖を着られる春や秋。
仕事の予定を少し調整できる時期。
保冷剤でしっかりアイシングできる環境。
そうした準備があるだけで、術後の過ごしやすさは大きく変わると思います。
クリニックでは副作用やダウンタイムの説明を受けます。
でも、「その期間をどう過ごすと楽か」は、実際に経験してみないと分からないこともあります。
この記事が、これから受ける誰かの準備に役立てば、とてもうれしいです。
今だから思うこと
もし20代の頃の自分に会えるなら、
こう伝えます。
「焦らなくていい。」
その時その時で、自分なりに一番いい方法を考えてきた。
汗を隠す工夫も。
服の選び方も。
制汗剤も。
全部、本気で悩んできた証拠です。
だから、その時間は決して無駄ではありませんでした。
そして、ミラドライを受けたことで、その努力がようやく報われた気がしました。
私にとってミラドライは、汗をゼロにする治療ではありません。
**「普通の毎日を、少しずつ取り戻していく治療」**だったのだと思います。
研究結果
開放感
★★★★★(5/5)
日常生活の変化
★★★★★(5/5)
ダウンタイムの負担
★★★☆☆(3/5)
もう一度受けたいと思う度
★★★★★(5/5)
この日の学び
多汗症になると、「腕を上げる」という何気ない動作にも、無意識のブレーキがかかります。
でも、そのブレーキが外れたとき、人は初めて「普通」のありがたさに気付きます。
私にとってミラドライは、その「普通」を取り戻すきっかけになりました。
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