研究No.001
汗やニオイで悩み始めたのは、中学1年生の頃でした。
それから20年以上。悩みは終わるどころか、少しずつ広がっていきました。
脇汗から始まった悩みは、手のひら、足の裏、お尻、顔へと少しずつ広がり、学校生活、恋愛、就職活動、仕事まで、人生のあらゆる場面に影響してきました。
「なんで自分だけこんなに汗をかくんだろう。」
そう思いながら過ごしてきた時間は、とても長かったです。
この研究所は、そんな僕自身の体験を、ありのまま残すために作りました。
そして、昔の僕と同じように悩んでいる誰かが、「自分だけじゃなかった」と思える場所になれば嬉しいです。
汗っかきだった子ども時代
子どもの頃から、僕は人より汗をかく子でした。
夏になると、友達よりも一人だけ汗びっしょり。
運動をすれば顔から汗が流れ、シャツもすぐ濡れてしまいます。
でも、この頃はまだ「汗っかきな体質なんだな」くらいにしか思っていませんでした。
家族も特に気にしていなかったし、自分自身も「少し人より汗をかく」程度の認識でした。
だから、本当の意味で悩み始めるのは、まだ少し先の話です。
中学一年生で始まった「脇汗」
中学一年生になった頃、明らかに今までとは違う汗をかくようになりました。
それが「脇汗」です。
制服のワイシャツはすぐ濡れ、時間が経つと黄色く変色することもありました。
体育の後はもちろん、授業中でも脇だけがびっしょり。
「なんで自分だけなんだろう。」
そう思うことが増えていきました。
当時は今のように情報も多くありません。
制汗剤は「ニオイ対策」というイメージが強く、汗そのものを止める方法なんて知りませんでした。
だから、とにかく隠すしかなかったんです。
「脇を閉じて歩く」
「腕を上げない」
「人に近づきすぎない」
そんな行動が、いつの間にか当たり前になっていました。
汗は少しずつ広がっていった
高校生になる頃には、汗の悩みは脇だけではなくなっていました。
手のひら、足の裏、お尻。
少しずつ汗をかく場所が増えていったんです。
制服で椅子に座ると、お尻が湿ってしまう。
体育館で全校集会がある日は、立ち上がった後に床へ跡が残っていないか気になって仕方ありませんでした。
体育で友達と体を寄せ合う場面も、僕にとってはストレスでした。
「汗が付いたらどうしよう。」
そんなことばかり考えていました。
高校では軽音楽同好会に入り、ドラムを担当していました。
演奏中は全身から滝のように汗が流れます。
ドラムスティックも汗で滑りやすくなりましたが、不思議と演奏そのものは楽しかった。
汗を忘れられる数少ない時間だったのかもしれません。
汗は、人生そのものに影響していた高校、大学、社会人。
年齢を重ねるにつれて、汗は生活のあらゆる場面に影響するようになりました。
ただ暑いだけではありません。
「汗をかきそうな場面」を無意識に避けるようになっていたんです。
服を選ぶときもそうでした。
白いTシャツは脇汗が目立つ。
グレーなんて、当時の僕にとっては自殺行為でした(笑)。
おしゃれをしたい気持ちより、「汗が目立たない服」を優先する。
そんな選び方が当たり前になっていました。
恋愛も同じでした高校生の頃、初めてのデートは夏の花火大会でした。
青春らしい思い出のはずなのに、僕の頭の中は汗のことでいっぱいでした。
「脇汗、大丈夫かな。」
「顔から汗が流れてないかな。」
そんなことばかり気になっていました。
当時は制汗剤を使っていましたが、今ほど汗を止めるという考え方は一般的ではありませんでした。
ニオイを抑えるためのもの、というイメージが強かったと思います。
大学生になってからも同じです。
流行っていたスキニージーンズは蒸れやすく、下半身の汗がとても気になりました。
本当は辛い料理も大好き。
でも、デートでは自然と避けるようになりました。
今思えば、汗に生活を合わせていたんだと思います。
就職活動は、本当に大変だった
就職活動は、それまでで一番汗を意識した時期でした。
面接が始まる前から緊張で汗が出る。
面接中には額から汗が流れ落ちる。
質問の答えよりも、
「汗、大丈夫かな。」
そんなことばかり考えていました。
暑い時期でもスーツは必須。
汗脇パッドを使っていましたが、当時は女性向けの商品がほとんどで、買うことすら少し抵抗がありました。
SPIなどの筆記試験では、手汗で紙が湿ってしまうこともありました。
学校のテストでも同じだったので、「またか」と思いながら受けていたのを覚えています。
社会人になって学んだこと
社会人になってからも、汗との付き合いは続きました。
屋外でのイベントや接客では、汗を止める薬が欠かせません。
飲まなければ、数分で汗だくになってしまいます。
ただ、その薬には副作用もあります。
喉がとても渇くんです。
水を飲み続けても口は乾く。
今度は口臭が気になる。
汗が落ち着けば、別の悩みが出てくる。
そんなことの繰り返しでした。
30代でミラドライを受け、脇汗は大きく改善しました。
今ではピーク時の2割くらいまで減った感覚があります。
完全に汗がなくなったわけではありません。
でも、「汗とうまく付き合う方法」は少しずつ分かるようになりました。
何を食べると汗をかくのか。
どんな服なら安心できるのか。
どんな場面で薬を使うべきなのか。
20年以上付き合ってきたからこそ、自分なりの答えが少しずつ見えてきたんです。
この研究所を作った理由
正直に言うと、最初のきっかけは副業でした。
「何か自分の経験を活かして収益につながるものを作れないかな。」
そんなことを考えていました。
でも、書き始めるうちに気付いたんです。
汗やニオイで悩んでいる人は、思っていたよりずっと多い。
それなのに、ネットには実際に長年悩んできた人の体験談が意外と少ない。
商品の紹介ばかりで、本音が見えない記事もたくさんありました。
だったら、自分が全部書こう。
成功したことも。
失敗したことも。
お金をかけて後悔したことも。
全部、本音で残そう。
そう思って、この「汗と暮らす研究所」を作りました。
同じ悩みを抱えるあなたへ
ここまで読んでくださってありがとうございます。
汗は病気ではありません。
でも、悩んでいる本人にとっては、人生を変えてしまうくらい大きな問題です。
だから僕は、この研究所で実際に試したことだけを書いていきます。
うまくいったこと。
失敗したこと。
お金をかけて後悔したこと。
全部です。
この記事が、昔の僕のように悩んでいる誰かの役に立てば、本当に嬉しいです。
これからも初代研究員として、実際に試したことや感じたことを、この研究所に記録していきます。
そして、この研究所が同じ悩みを抱える人たちの居場所になったら嬉しいです。
これから、一緒に研究していきましょう。



コメント