研究No.002
「汗っかきなんだね。」
子どもの頃は、それくらいにしか思っていませんでした。
友達より少し汗をかく。
夏になるとシャツが濡れる。
その程度です。
でも、中学一年生になってから、何かが変わりました。
ワイシャツの脇だけがびっしょり濡れる。
体育の後だけじゃない。
授業中でも汗が止まらない。
「なんで自分だけなんだろう。」
この日から、20年以上続く汗との付き合いが始まりました。
普通の汗っかきだと思っていた
小学生の頃から汗っかきではありました。
でも、「人より少し汗をかく子」くらいの感覚です。
運動をすれば汗をかく。
夏になれば汗をかく。
それは当たり前のことでした。
だから、自分が多汗症だなんて考えたこともありませんでした。
中学一年生、突然始まった脇汗
最初に異変を感じたのは、中学一年生でした。
ある日、脇を伝う感覚がありました。
「なんだろう。」
そう思ってワイシャツを見ると、脇だけが濡れていました。
今思えば、それ以前から汗はかいていたんだと思います。
でも、自分で「脇汗」をはっきり自覚したのは、この日が初めてでした。
当時は多汗症という言葉も知りません。
汗を止める方法なんてもちろん知りません。
だから最初に考えたのは、
「どうやって隠そう。」
ということでした。
ワイシャツを見られないようにする。
ニオイがしていないか何度も確認する。
好きな子には、絶対に知られたくありませんでした(笑)。
体育館で立ち上がる瞬間が、一番怖かった
今でも鮮明に覚えています。
全校集会で体育館に集まり、床に座る時間です。
普通なら、校長先生の話を聞いている時間だったと思います。
でも僕は違いました。
「あと何分で終わるかな。」
「そろそろ立つかな。」
そんなことばかり考えていました。
理由は、お尻の汗です。
立ち上がったあと、床に跡が残ってしまうんじゃないか。
それが怖かったんです。
だから、終わりが近づくと、
僕の中では『換気タイム』が始まります。
少し腰を浮かせる。
お尻と床の間に空気を通す。
骨だけで座るような感覚です。
後ろポケットに財布を入れている日は、それを踏んで、お尻が床に直接つかないようにしていました。
今思えば、かなり不自然な姿勢だったと思います。
姿勢が悪いのも、その頃のクセが残っているのかもしれません。
でも当時は本気でした。
「頼む。跡だけは残らないでくれ。」
そんなことを願いながら、先生の話を聞いていました。
誰にも相談できなかった
汗のことは、誰にも相談できませんでした。
家族にも話せなかったし、友達にも言えません。
もちろん、好きな子には絶対に知られたくありませんでした(笑)。
だから、一人で何とかしようとしていました。
兄が使っていた制汗剤を、こっそり借りて使ったこともあります。
「これで汗が止まるかもしれない。」
そんな期待をしていました。
でも、当時の制汗剤はニオイ対策が中心。
僕が本当に欲しかった「汗を止める」という効果は、ほとんど感じられませんでした。
今なら中学生の自分に伝えたいこと
あの頃の僕は、
「汗っかきだから仕方ない。」
そう思っていました。
でも今なら分かります。
汗は知識と工夫で、ずいぶん楽になります。
そして何より、
自分だけじゃありません。
同じように悩んでいる人は、想像している以上にたくさんいます。
だから、一人で抱え込まないでほしい。
この研究所が、そのヒントになれば嬉しいです。
🧪研究結果
💧汗レベル
★★★★★
😰精神的ダメージ
★★★★★
👀バレるリスク
★★★★★
🎯対策効果(当時)
★★☆☆☆
💡当時の僕の対策
- ワイシャツの脇を隠す
- ニオイを何度も確認する
- 体育館では「換気タイム」
- 財布を後ろポケットに入れて座る
- 兄の制汗剤をこっそり借りる
🔄今の僕ならこうする
- 吸汗インナーを活用する
- 必要なら皮膚科へ相談する
- 汗を止める薬や外用薬の選択肢も知る
- 「自分だけじゃない」と知る
📝初代研究員メモ
あの頃は、とにかく「恥ずかしい」という気持ちしかありませんでした。
でも今振り返ると、誰にも相談できない中で、自分なりに工夫しながら毎日を過ごしていた中学生の自分は、本当によく頑張っていたと思います。
もし今、中学生の頃の僕と同じように悩んでいる人がいるなら、この研究所が少しでも力になれたら嬉しいです。


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